
ダイハツのガラスコーティング種類と評判|純正ディーラーコーティングの費用対効果はおすすめ?
目次
大切な愛車を綺麗な状態で維持し続ける為には、日常のメンテナンスとして「洗車」や「WAX掛け」を避けて通る事はできません。
特に雪や霜が降りる寒い冬の時期や、天候が安定しない梅雨の時期など、洗車をするだけでも大変な作業です。
また、夏場は紫外線が強く、ボディも高熱になるため、塗装面が傷みやすく塗装の劣化が進みやすくなります。
今回は、大切な愛車のボディを長期間保護する為のダイハツコーティングについて紹介していきます。
ダイハツ車にガラスコーティングは必要?大切に乗るならコーティングをおすすめ

ダイハツ車に限らず、長期間ボディを保護するためにはガラスコーティングを施す必要があります。
新車でダイハツ車を購入しても、ボディの表面には小さな凹凸がある為、埃や汚れが溜まりやすく、通常の洗車だけでは汚れを完全に落とす事ができません。
また、新車の場合でも工場出荷時や納車時に軽くボディを清掃するので、洗車傷と呼ばれる小傷が着いてしまいます。
ボディの凹凸面や洗車傷は、一般的な洗車やWAX掛けを行っても消す事はできません。
このようなボディ表面に着いてしまった凹凸や小傷を消すには、ダイハツ車のボディにコーティングを施す必要があります。
私たちが皮膚を紫外線から守る為に日焼け止めクリームを塗るのと同じで、車にも紫外線から塗装面を守る為にコーティングを施す必要があります。
長い期間、新車のような光沢を保つ為には保護力の強いガラスコーティングを施工する事をおすすめします。
ダイハツの純正コーティングと一般的なガラスコーティング(キーパーコーティング)の比較

【ダイハツ 純正コーティング】 | 【キーパーコーティング】 | |
---|---|---|
コーティング名 | キラコート | クリスタルキーパー |
価格(税込) | 30,800円~38,500円 | 16,600円~27,000円 |
施工範囲 | ボディ外側面の塗装面のみ | ボディ外側面の塗装面のみ |
耐スリ性能 | ☆☆ | ☆ |
防汚性能 | ☆☆☆☆ | ☆☆☆ |
コーティング塗膜 | 特殊シリカ樹脂+撥水基 | ガラス被膜+レジン被膜の2層構造 |
メンテナンス | 撥水性低下の際には付属のメンテナンスクリーナーを使用 | メンテナンスフリー |
耐久性 | 光沢のみ3年耐久、中古車の場合は2年耐久 | 光沢のみ1年耐久 |
コーティング名 | クリスタルヴェール | ダイヤモンドキーパー |
価格(税込) | 48,400円~55,000円 | 47,500円~67,500円 |
施工範囲 | ボディ外側面+ドアなど内側の塗装面 | ボディ外側面の塗装面のみ |
耐スリ性能 | ☆☆☆ | ☆☆☆☆ |
防汚性能 | ☆☆☆ | ☆☆☆☆ |
コーティング塗膜 | 無機シリカガラス被膜 | 高密度ガラス被膜+レジン被膜の2層構造 |
メンテナンス | 頑固な汚れには別売りの専用ボディシャンプーにて洗車 | 年に1度、被膜入れ替えのメンテナンスを行う事で5年耐久が可能 |
耐久性 | 光沢のみ5年耐久 | 光沢のみ3年耐久 |
コーティング名 | スマートフィニッシュ | Wダイヤモンドキーパー |
価格(税込) | 50,600円~73,700円 | 68,800円~98,000円 |
施工範囲 | ボディ外側面の塗装面のみ | ボディ外側面の塗装面のみ |
耐スリ性能 | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ |
防汚性能 | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ |
コーティング塗膜 | 無機シリカガラス被膜+高密度シリコンレジン被膜の2層構造 | 高密度ガラス被膜×2層+シリコンレジン被膜の3層構造 |
メンテナンス | 撥水性低下の際には付属の撥水メンテナンスクリーナーを使用 | 年に1度、被膜入れ替えのメンテナンスを行う事で5年耐久が可能 |
耐久性 | 光沢のみ5年耐久 | 光沢のみ3年耐久 |
価格面では、ダイハツ純正コーティングよりも、キーパーコーティングの方が全体的に安価な設定となっています。
それぞれコーティング塗膜に特徴がありますが、耐久性を求めるのであればコーティング塗膜が3層構造の「Wダイヤモンドキーパー」。
洗車回数を減らす目的であれば、施工価格が安く防汚性能に優れている特殊シリカ樹脂被膜を採用しているダイハツ純正ガラスコーティング「キラコート」がおすすめです。
ダイハツコーティングの種類や特徴と車種ごとの費用

コーティング名 | キラコート | クリスタルヴェール | スマートフィニッシュ | |||
特 徴 | ・ガラス系樹脂被膜 ・優れた防汚性能 ・新車の輝きを長持ちさせる ・優れた撥水性能 ・新車3年間光沢保証 ※既販車2年光沢保証 | ・無機シリカガラス被膜 ・高い防汚性 ・優れた耐久性 ・高い親水性 ・汚れを落とすのが容易 ・新車5年間光沢保証 | ・無機シリカガラス被膜2層構造 ・高い防汚性 ・優れた耐久性能 ・美しい光沢 ・高い撥水性 ・表面の手触り感の向上 ・新車5年間光沢保証 | |||
ハイゼットT | 33,000円 | 48,400円 | 50,600円~65,780円(※1) | |||
ミライース | 30,800円 | 50,600円 | 60,500円 | |||
タント | 33,000円 | 52,800円 | 67,100円 | |||
トール | 38,500円 | 55,000円 | 73,700円 |
※1 ボディ外側面のみと、荷台部分の施工により施工価格が異なります
ダイハツコーティングを選ぶ基準は、「洗車の回数を減らしたい」「美しい光沢を出したい」「水弾きを良くしたい」「ツルツル感を長期間保ちたい」など、目的に応じて選んで下さい。
キラコートは、施工価格が一番安く、防汚性能に優れているため、洗車の回数を減らしたい人におすすめのダイハツコーティング。
クリスタルヴェールは、キラコートよりも防汚性能だけを比較すると劣るかもしれませんが、無機シリカガラス被膜を採用しているため、塗装面の耐久性を求める人におすすめのダイハツコーティング。
スマートフィニッシュは、無機シリカガラス被膜と高密度シリコンレジン被膜の2層構造のため、「耐久性」「光沢」「撥水性」など、全ての面で最高水準の性能を備えたダイハツコーティング。
ダイハツの塗装の特徴

ダイハツの塗装は、関西ペイント株式会社と共同開発によって誕生した「世界初の水性塗装技術」を採用しています。
これまでの水性塗装技術では、大気汚染の原因とされる有害物質「揮発性有機化合物」と「二酸化炭素」を同時に低減することは困難とされていた為、ダイハツが採用している水性塗装技術は環境に配慮した画期的な塗装技術です。
この水性塗装技術では、世界初となる「水性ワンコートソリッド塗装」と、日本初の「水性スリーウェットメタリック塗装」の2つが可能で、従来採用していた塗装技術と比較して「二酸化炭素は約15%」「揮発性有機化合物は約70%」を同時に排出量を低減することができます。
2つの環境負荷物質を同時に低減する事ができる水性塗装技術は、ダイハツ塗装の最大の特徴と言えます。
新車と中古車でガラスコーティングに違いはある?

新車と中古車では、ガラスコーティングに違いがあるのか?疑問に思っている人も多いのではないでしょうか。
コーティングとは、元々の塗装を保護する為に塗装面の上に保護膜を作る事を言います。
新車では、劣化や汚れも無い綺麗な塗装面にガラスコーティングを行う為、ガラスコーティングの被膜を完璧な状態で作る事ができます。
中古車では、車の保管状況やメンテナンス状態によって大きく異なりますが、新車と比べて確実に塗装面に小傷や劣化がある為、下処理を念入りに行ったとしても新車のようなガラスコーティング被膜を作る事ができません。
新車と中古車とでは、塗装面の状態が大きく異なる為、ガラスコーティングの耐久性に大きな差が出ます。
ダイハツのコーティングはDIYでできる?セルフでコーティングする場合の注意点

結論から言いますと、ダイハツのコーティングはDIYできます。
但し、ガラスコーティング施工を行う為に必要な「道具」や「作業環境」が大きく異なるので、仕上がりはダイハツや専門店と比べて大きく劣る可能性があります。
ダイハツのコーティングをDIYする時に必要な物や注意点を紹介していきますので、作業を行う時の参考にして下さい。
ダイハツコーティングをDIYする時に必要な道具や溶剤
ダイハツコーティングをDIYする時は、以下の道具や溶剤があれば施工することができます。
- 洗浄剤のイオンデポジット除去剤
- エンブレムや細部を洗浄する時に使用する筆
- 塗装面の鉄粉除去剤や鉄粉除去用粘土
- 塗装面の油膜除去剤
- 塗装面の小傷を消すボディ研磨剤
- 塗装面の油分を除去する脱脂剤
- コーティング剤を塗り込むスポンジ
- コーティングを拭き取るマイクロファイバークロス
セルフでコーティングする場合の注意点
ダイハツコーティングをDIYする時は、以下の事に注意して作業を行って下さい。
- 長時間の作業になる為、晴れが2日以上続く日に作業を行う
- 仕上がりは下地処理で決まる為、下地処理を丁寧に行う
- コーティング施工完了後、丸1日乾燥させ、その間は絶対に水に濡らさない事
ダイハツのコーティングの保証

ダイハツのコーティングには、3年保証や5年保証が付いている商品が多く存在しています。
しかし、この保証にはコーティングを行った全ての工程を保証した物では無く、「光沢」のみを保証する商品が殆どです。
撥水性の強いコーティングを施工しても、撥水性に対してはコーティング施工後の保証はありません。
また、光沢保証とは言え光沢を表す明確な基準が無い為、どこまでの光沢を保証してくれるのかも定かでは無いのが現状です。
車の清掃状況やメンテナンス方法などで、コーティング後の耐久性がそれぞれ大きく違う事から、保証の恩恵を全ての人が受けられるとは限りません。
光沢保証と捉えるのでは無く、塗装劣化保証と捉えるのが妥当と言える為、保証の恩恵を確実に受ける為にも、付属のメンテナンスキットを使用して日頃から塗装面のメンテナンスを行うようにして下さい。
ダイハツのボディ以外の純正コーティング

ダイハツのボディに関するコーティングが中心視されていますが、ボディ以外にもコーティングを施工するパーツがあります。
車にはボディ以外にも露出しているパーツが多く、例えばガラスパーツやアルミホイールなどが挙げられます。
ボディを綺麗に保っていても、アルミホイールが傷まみれで真っ黒に汚れていると、せっかく綺麗な車でもボロい車に見えてしまいます。
ダイハツのボディ以外のコーティングについていくつか紹介します。
アルミホイールコーティング
アルミホイールは、ボディと同様に汚れやすいパーツです。
アルミホイールは常に動いているパーツな為、路面の汚れを直接路面から巻き込みますし、ブレーキダストによる汚れがアルミホイールが汚れる1番の要因でもあります。
また、アルミホイールに付着したブレーキダストは鉄粉と混じって固着してしまう為、通常の洗車では汚れを落とす事ができません。
アルミホイールへコーティングを施工する事で、傷や汚れから守る事が可能となり、通常の洗車でも簡単に汚れを落とす事ができるようになります。
アルミホイールのコーティングには、初心者でも施工が容易な「スプレータイプ」や、耐久性に優れた「WAXタイプ」「液体タイプ」の大きく分けて3種類があります。
ダイハツのコーティングとしては、アルミホイール専用のコーティングは存在しませんが、アルミホイールへコーティングを施工してくれるディーラーもある為、興味がある人は1度相談する事をおすすめします。
アンダーコーティング
ボディだけでは無く、ボディの底(裏面)もコーティングする必要があります。
海に面した地域では常に潮風に晒されている為、露出している部分に錆が発生しています。
また、雪国では凍結防止剤が使用されている為、車の裏面が錆やすくなります。
車の裏面を錆から守る為にダイハツでは「ノックスドール」を施工する事ができます。
ノックスドールは、車の裏面や足回りを錆から守るコーティングで、作業時間も約50分~1時間程度で完了します。
車に1度サビが着いてしまうと、凄いスピードで腐食する為、雪が降る地域や海が近い地域の人は特におすすめするコーティングです。
フロントガラスコーティング
フロントガラスは、車を運転する時に重要な部分で、フロントガラスが汚れていると視界が悪くなり、事故を起こす原因にもなります。
また、一見綺麗に見えるフロントガラスでも、雨が降った時にワイパーを動かした途端、油膜でギラギラして全く前方が見えなくなったと言う経験が、車を運転する全ての人が1度は味わった事があるはずです。
ダイハツでは、フロントガラスを常にクリアに保つ「スーパーウインドウ撥水コート12」「ALWAYガラスコート」「スッキリくん」等、3種類のフロントガラスコーティングが用意されています。
フロントガラスコーティングを施工する事で、多少の雨ならワイパーを作動しなくても前方が見える程の撥水性能を得る事ができます。
その中でも「スーパーウインドウ撥水コート12」は、撥水効果が約1年間持続する為、経済的にも安全面でも特におすすめできます。
ダイハツコーティングを施した車の洗車で気をつける点

ダイハツコーティングを施工した車を自分で洗車する場合は、マイクロファイバーの様な柔らかい素材のタオルで水洗いして下さい。
鳥の糞が付着している場合は、その個所を強く擦ってしまうと、その部分だけに傷がつけてしまったり、コーティングを破壊してしまう可能性があります。
また、撥水性の高いコーティングを施工している車は、雨が降った後に水滴がレンズとなってしまい、直射日光を浴び続けると高熱で塗装が焼けてしまいます。
この塗装に穴が開いた状態を「ウォータースポット」と言い、洗車やメンテナンスキットでも修復する事ができません。
洗車の回数を減らす事を目的としているコーティングですが、ウォータースポットができない様に、鳥の糞や雨の降った後には必ず洗車を行う様にして下さい。
鳥の糞や水滴によってウォータースポットができてしまった場合には、自分で洗車を行わずにダイハツやコーティング専門店へ相談して下さい。
ダイハツコーティングのメンテナンスキットの特徴

ダイハツコーティングのメンテナンスキットは、コーティングの種類によって異なりますが、基本的には撥水性を高める「撥水クリーナー」と、コーティング効果を高める「ワイピングセーム」が付属されています。
ボディメンテナンスを行う時には、塗装を傷つけない様に付属されているマイクロクロスや専用スポンジでメンテナンスを行うようになっています。
ダイハツコーティング施工後のメンテナンスは、基本的には水洗いだけで良いのですが、光沢性能よりも撥水性能の方が経年劣化していくスピードが早い為、月に1度は撥水クリーナーでボディメンテナンスを行う必要があります。
ダイハツコーティング施工後にトラブルが起きた場合には、付属されている専用のメンテナンスキットを使用している車に限り保証を受ける事ができます。
その為、ダイハツコーティング専用のメンテナンスキット以外は絶対に使用しないで下さい。
ダイハツコーティングに関してよくある質問

ダイハツコーティングに関して様々な疑問や質問があるかもしれません。
ダイハツコーティングの質問の中で、最も多いのはコーティング施工後の維持についての質問です。
特にメンテナンスとして日頃の洗車に関わる疑問が多く、「気軽に洗車をする事ができないのでは?」や「コーティングを施工した車は特殊なメンテナンス剤を使用しないといけないのでは?」等、維持する事が面倒だと思っている人が多いのも確かです。
代表的な質問や疑問について説明していきます。
コーティングした後に洗車機に入れてもいいの?
ダイハツコーティング施工後の車を洗車する時、洗車機を使用しても良いのか?多くの人が不安に思っています。
洗車機を使用しても良いコーティングもありますが、ダイハツでコーティングを行った車は洗車機の使用を避ける様になっています。
一般的な洗車機のブラシは素材が硬く、高回転で硬いブラシで車を洗うので塗装に小さな洗車傷がついてしまう為、コーティングが剥がれてしまう恐れがあります。
また、汚れの酷い車を洗った後に洗車機を使うと、洗車ブラシに泥や小石が付着している為、ボディを傷つけてしまう恐れもありますし、洗浄力の強い液剤を使用している可能性もあります。
柔らかい素材を使用した洗車機であれば年に数回なら使用しても大丈夫ですが、基本的には洗車機を使用しない事をおすすめします。
通常のコーティングメンテナンス剤と純正メンテナンス剤は違いある?
ダイハツでもコーティングの種類や内容によって、付属しているメンテナンス剤がそれぞれ異なります。
撥水性クリーナーやコーティング被膜を保護する液剤だけでは無く、只単に洗車を行う為だけのメンテナンス剤の場合もあります。
純正メンテナンス剤以外にも、数多くのメンテナンス剤が販売されていますが、間違ったメンテナンス剤を使用するとコーティングを剥がしてしまう可能性があります。
同じ成分のメンテナンス剤であれば代用品として使用しても問題はありませんが、できる限り付属のメンテナンス剤と同じ物を使用するようにして下さい。
安価だからと言って、適当なメンテナンス剤を使用すると、せっかく高いお金を掛けてコーティングを行ったのが台無しになってしまうので、十分注意するようにして下さい。
まとめ

ダイハツコーティングについて種類や価格について紹介してきましたが、現在主流になっているガラスコーティングを中心に説明させて頂きました。
ガラスコーティングは施工金額が高いのですが、「光沢」「撥水性」「耐久性」がポリマー系と比べて断然良い為、コーティングを施工する場合はガラスコーティングを選択して下さい。
ガラスコーティングを施工する場合は、ダイハツでもコーティング専門店でも施工自体には大きな違いはありませんが、車本体の整備を兼ねてメンテナンスが行える為、ダイハツでコーティングを施工する事をおすすめします。
コーティングの仕上がりや耐久性は、コーティングの施工技術や施工環境にもよる為、DIYで行うよりもダイハツで行う方が確実に綺麗な仕上がりになります。
いつか愛車を買取や下取りに出す事も考えて、多少費用が掛かってもダイハツコーティングを施工する事で査定アップも狙う事ができます。
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